【東南アジア大学生インターン体験記】AIをビジネスに(Vol.4)

シンガポールを中心とした東南アジアへの事業成長を目論むクライアントから今年はよく会話の中で聞かれる当社で取り組みをした東南アジアでのインターンシップ(2023年12月~2024年4月)はどうだったというトピックを4回にわけて皆さんにシェアできればと思います。一般配信では書けなかったことやその後どうなったかなどもしっかり綴り、皆さんのインターンシップの活用へお役に立てればと思います。 

シンガポールを中心とした東南アジアへの事業成長を目論むクライアント様との会話の中で、今年は特によくご質問を受ける当社で取り組んだ東南アジアでのインターンシップ(2023年12月~2024年4月)についてどうだったかというトピックを4回にわけて皆様にシェアしてきましたが、第4回(最終回)をお届けします。一般配信では書けなかったことやその後どうなったかなどもしっかり綴り、皆様のインターンシップ制度へのご活用へお役に立てればと思います。  

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前回(Vol.3)はMission 1のFinalプレゼンで感動し、これから毎月末に実施されるMissionのプレゼンに期待と高揚感が溢れ2024年を迎えるところでした。 

海外で行う多国籍学生チームというチャレンジ 

Mission 2と3に触れる前に、今回はシンガポールという国際色豊かな場所を拠点に、AI Projectのインターンシップにチャレンジしました。さすがに多様な文化が集まるシンガポールで主催されているだけあり、チームの構成も自然と国際色豊かなものになりました。チーム構成は以下のような形でした 

・チーム1(中国人留学生、タイ人留学生、マレー系シンガポール人学生) 
・チーム2(中華系シンガポール人学生: 日本語クラブ在籍学生) 
・チーム3(ホーチミン出身ベトナム人学生) 

という個性豊かなチームでのスタートでした。 

このインターンシップはフルリモートのため、オフィスへの出勤などはなく各チームでプロジェクトの進行は自己管理するというスタイルです。そのため、自然にチーム内のリーダー格が現れるかどうかによって、まとまりが決まってきます。チーム2/チーム3と共にリーダー格は自然に決まりましたが、最も国際色豊かなチーム1はなかなか決まらずプロジェクトを仕上げていくスケジュール管理など一つをとっても大変そうにしていた印象があります。 

Mission 2: Long, Long and Very Long List 

そのような各チームの雰囲気の中で始まったMission 2. 

このMissionの目玉はなんと言っても、実際に当社で過去に提供した市場調査業務をAI Project学生が1ヶ月という短期間(それも学校に通いながら)でより精度をあげて提案するという「リアルビジネス」型のMissionです。 

特にリテール業界の市場調査は仮説立案の上で使う情報量と「情報を切るセンス」で勝負は決まります。実際の当社からの提案はマンパワーで情報収集をしておりクライアントのバジェット制限もあったため、全データ2,160件の中での仮説立案でした。 

I wish I could… (またのび太の無理難題が) 50,000件のデータを一瞬で集めたい! 
これがMission 2のお題です。必ずできると思っていましたが、結果は私の想像を超えていました。 

やはり技術的にもできるか。というのが私のプレゼンを聞いていた時に思っていたことで、同時にうちのコンサルティングチームは何をしていたのかという憤りも。 

勝者チームの特徴としては :

チーム2: Usability が圧倒的に高く、リテール業界調査におけるデータ量の多いECプラットフォーム向けAI Scrape機能を搭載していたこと。デモ時はECプラットフォームからScrapingブロックをうけるなどトラブルもありましたが、機能としては素人でも使いやすく仕上げていました。 

チーム3: お題をそのままストレートに実現。デモ時には約20秒で10,000データをリアルに収集。その後のキラーメッセージとして「動きの早いリテール業界は毎日50,000件のデータをとっても良いくらい」と圧倒的な説得力で勝利。(これをうちのコンサルティング部門でできていれば良かったと実感) 

前回のミッションでの勝者、チーム2のScrapeVine 

初勝利、ベトナムのチーム3 のRetail Radar 

Mission 3: Clone Me!? 

3番目のミッションは課題が大き過ぎたため、1ヶ月から2ヶ月にプロジェクト期間を延長、その後チームワークの不安定であったチーム1の離脱などを経て、チーム2とチーム3がFinalプレゼンに。 

簡単に説明すると、これは当社コンサルタントのAI版を開発するというとんでもないナレッジデータを蓄積しながらLLMのコミュニケーションやロジック構成を組んでいくという当初予想しなかった大掛かりなプロジェクトに。 

2チームともかなり苦労しながら仕上げましたが、やはりコンセプト(特に当社コンサルタントが何を行っていて、どのようなアドバイスをして、なぜそのアドバイスをするのか、いつするのか、等など)の理解が十分ではなかった(当たり前ですが)こともあり、クリアな勝者という点では難しいプロジェクトです。 

特に、当社コンサルタントのアドバイスに繋がるロジックを引き出すのは彼自身がロジカルに理解していないと、それをAI・データベース化できるわけもなく、これらにチャレンジした各チームも今後のAIプロジェクトの課題点の根幹を肌で感じることができたと思います。 

後日談 

さて、2024年4月に全てのプレゼンが無事終了したわけですが、今回参加したチームからは本当に沢山の事を筆者自身が学び、更に「何が可能か(What’s Possible)」という可能性が広がりました。また、インターンシップという一つの「出会い」は今後も大切にしていきたいと思います。 

継続的にMission 2で開発したScrapeVineを商品化して独立できるかなどを検討していました。いいですね。学生時代に収入の源をしっかり作り、卒業後の選択肢を増やしておくことが不安解消に直結する行動だと思います。また、チーム2のリーダー格はScrapeVine開発機能を活かしてAlibaba主催の学生コンテストでその後優勝し、一歩一歩自信をつけてきていると思います。 

ベトナムのチーム3にいた2名は、Mission3で色々な工夫をしていた学生です。そのため、途中で終わるのは嫌だということで、今では当社ベトナム拠点で働いています。Mission 3でやり残した「Clone me!?」プロジェクトだけではなく、当社グループの新サービスに色々な面で貢献しており、「What’s Possible 」の壁を日々壊しています。 

いかがでしたか?当社グループでの東南アジアインターン生の取り組み、苦労、喜びを少しでも皆さんにシェアでき、皆さんの会社での色々な取り組みに活かして頂ければ幸いです。また、シリーズ全てお読み頂いた皆さん、ありがとうございます。 

GPCグループ (現在はDCCグループ)では日本国内外の企業様、お客様の経営に寄り添い、コーポレートアドバイザーとして、常に国内外最新の情報を皆様にお届けできる益々の支援体制構築することに精進する所存です。